プロ野球からアマチュア野球まで、野球を縦横無尽に語ろう

7月22日(月)

◇第21日 7月22日(月曜日)

 朝7時過ぎに起きる。文春の原稿を仕上げ、MSNの下書きを終え、10時過ぎに外出。コミスキーパーク(現U.S.セルラーフィールド)のあるRedLineのSOX-35th駅を確認しSUBWAYで朝食を摂る。

 16時半にホテルを出てHarrison駅へ。ここの女性駅員、親切だった。往復切符の買い方を知らず財布を出したままオロオロしていると、目つきのおかしい黒人男性がカードを5ドルで買わないかと寄ってきた。女性駅員はこれを厳しい声で追い払うと、ていねいに買い方を教えてくれた。「You are kind」と言うのが精一杯の感謝の気持ち。本当にありがたかった。

 コミスキーパークに着いたのは17時過ぎ。試合開始の19時5分まで2時間ある。

 開門を待っている間、近くの芝生で少年たちがキャッチボールをしていた。日本でこういう子がいたら注意されそうだ。それ以前に、球場周辺でキャッチボールをしている子どもを見たことがない。自己規制させる大人の責任だと思う。

 窓口でチケットを求めると、13ドルのチケットが出てきた(英語を話せなくてもチケットは買えるが、望み通りのチケットは買えない)。リグレーフィールドのときのように下に降りて立ち見をしないといけないのか、と思っていると、13ドルの席がいいのでびっくりする。

 三塁とレフトの中間くらいの席で、右打者のライナーが怖い半面、至近距離でプレーが見られる。アメリカ野球は期待を裏切らない。この日が最後の野球観戦だが、球場内で嫌な思いをしたことは一度もない。その歴史の分厚さとともに、異国の野球ファンを迎える姿勢のよさにアメリカ野球の底力を痛感させられた。

 18時10分前、空は曇り空で、今にも雨が降りそう。5ドルのオールドタイプの野球帽と4ドルのプログラムを購入する。

 フリーバッティングの打球を本気で捕りにいくアメリカ人の姿はここでも健在だ。日本でも「グローブ持参で観戦しましょう」と呼びかけているが、日常的にキャッチボールをしない子どもたちがファールボールを捕りにいくのは危険だと思う。まず、キャッチボールを推奨することから始めたらどうだろう。そのために、キャッチボール選手権を開催する。

 10歳未満、11~12歳、13~14歳、15~16歳、17~18歳、19歳以降というように6つの年齢別に分け、キャッチボールを得点化する。高得点ゾーン、低得点ゾーンを設け、ワンバウンド、暴投は減点にする。面白いと思う。ちなみに、この日の始球式は4、5歳の女の子が、半分くらいからの距離だが、捕手が立ち上がって捕るほどのボールを投げていた。すごい!

この日のスターティングメンバー

ホワイトソックスツインズ
(8)K.Lofton(7)J.Jones
(4)R.Durham(6)C.Guzman
(7)C.Lee(5)C.Koskie
(9)M.Ordonez(D)D.Ortiz
(3)P.Konerko(8)B.Kielty
(D)F.Thomas(3)D.Mientkiewicz
(5)J.Valentin(9)D.Mohr
(6)R.Clayton(2)A.J.Pierzynski
(2)M.Johnson(4)D.Hocking
(1)T.Ritchie(1)R.Reed

 コミスキーパークは、バックスクリーンに名前以外の打順、ポジションも紹介されていてありがたかった。また、メジャーの試合は日本のように選手交代が多くないのがいいが、この試合は6回裏が終わった時点で2時間50分。ちょっと長すぎる。

 選手で目立ったのは、ツインズが先発のリードと1番のジョーンズ、ホワイトソックスが3番のリーと4番のオルドネスで、とくにジョーンズとオルドネスがよかった。

 ジョーンズ(左投左打)はグリフィーJr.の小型版とも言うべき選手で、小さな上体の動きだけでトップを作り、最短でヘッドを出すという高等技術を身につけていた。ホームランと二塁打を連発し、二塁打はレフトへの流し打ちで、強い打球がダイレクトでフェンスを直撃していた。

 オルドネス(右投右打)は、タイミングの取り方、浅い縦スイングなど悪いところがなく、今日見た中では最も鮮烈な印象を残した。これより5年後の2007年、イチローと熾烈なデッドヒートの末、打率.363で首位打者を獲得するが、この日のバッティングを見れば、イチローを上回っても少しも不思議ではない。ライトの守備も抜群にうまかった。
 

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