プロ野球からアマチュア野球まで、野球を縦横無尽に語ろう

7月20日(土)

◇第19日 7月20日(土曜日)

 朝6時前に起き、ここまでの旅程、旅費を再確認する。当初の予定より10万円くらいオーバーしそうだ。アメリカ滞在は残りわずかでも引き締めないと。

 この日帰国する福田さんを見送るため、最寄り駅まで歩く。ここでトラブル発生。10ドルをくずそうとすると、黒人の駅員がくずれないと言う。そんなバカな! お金があるのに切符が買えない不条理に2人とも喧嘩腰になるが、郷に入れば郷に従えのたとえ通り、ただひたすらしつこく食い下がった。敵はついに根負けして、1ドル50セントで2人入っていいと言うが、当たり前のことを偉そうに言うなと思った。

 このBlueLineに乗って、オヘア空港内のノースウエスト航空2番ターミナルまで行く。3日後は俺の番だと言い聞かせながら、12時発ミネアポリス行きをしっかり頭の中に入れる(シカゴ⇔東京の直通便はなく、ミネアポリスで乗り継ぐ)。

 帰路から1人になる。BlueLineでLaSalle駅まで行き、下車してメキシコのファーストフード店に入り、6ドルちょっとのブリトーのセットを注文する。タコスの親玉のようなボリューム満点の食べ物で、これをコーラと一緒に流し込む。なかなかうまい。

 ホテルへ帰り、テレビでカブス戦を観ているうち眠りに落ちる。15時頃に起き、Oglivie Transportation Center駅まで約40分、人通りが少なく、治安が悪そうな一帯を1人で歩く。危なそうな人間が何人もいたが、向うから見れば、脇目も振らずセカセカ歩く中年の東洋人(けっして身なりはよくない)のほうが気持ち悪かったかもしれない。
 駅でウィークエンドパスを5ドルで購入する。このパスは、利用者が減る週末対策用に発行しているらしい。

 今日の観戦予定は、1Aのケーンカウンティ・クーガース対バーリントン・ビーズ戦。メトラと呼ばれる近郊列車に乗ってジェネヴァ駅まで1時間ちょっと。駅からTAXIに乗り、10分弱でエルフストロームスタジアムへ着く。車中から見るスタンドは人で埋まっている。

 ライト側のゲートから入ると右側が芝生席、左側にはホットドッグを網で焼くコーナーがあり、人が群がっている。一塁側通路も売店、観覧席に人がひしめき、大げさでなく超満員。おいおい、いくら土曜でも1Aの試合だぜ。立ち見客も多いので、7400人以上は入っているはずだ。

 観客は皆、ビール、コーラ、水と食べ物満載の紙製トレーを持って通路を闊歩。ネットのないここに打球が飛んできたら、間違いなくケガ人が出るだろう。しかし、観客は打球に無頓着、というより飲み食いに一生懸命。ここは野球観戦以上に、家族、友人、恋人とのコミュニケーションを深める場所として利用されている。水が2ドル50セント、ホットドッグが1ドル75セント。どの球場に行っても水が高い。

 5回表が始まる前、ゴム製の巨大なパチンコのようなものでファンサービスの品物がスタンドへ投げ込まれる。何個かに1つ、捕ると破裂して水が飛び散る仕掛けになっているが、そんなことに構わず、投げ込まれるものに向かっていく観客たち。すごい熱気にめまいがしそうだ。

 20時5分発のメトラに乗るため、19時45分に球場を後にする。スタジアム前に約束通りTAXIが待機している。親切なドライバーで助かった。TAXI代は往復(チップ込み)で18ドル。

 物悲しい警笛の音を聞いていたら、映画『アウトサイダー』を思い出した。対立するグループの人間を刺殺した2人の少年が、町を離れるため貨物列車に忍び込む。その列車が夜明け前、町を離れていくシーンと、この警笛の音が少年たちの不安を見事に表現していた。この日から1人になった私も不安だった。

 21時過ぎにシカゴ市街に着く。30分くらい歩いてホテルへ帰る。洗濯と入浴を同時にすまし、テレビを見てから1時頃に就寝。

powered by Quick Homepage Maker 4.81
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional

UA-28613913-1