プロ野球からアマチュア野球まで、野球を縦横無尽に語ろう

7月12日(金)

◇第11日 7月12日(金曜日)

 7時過ぎに起きる。福田さんにパソコンを借り、連載している週刊文春とMS(マイクロソフト)に原稿を送り、今後の宿泊先も伝える。

 午後、ケープコッドモールへ行く。チャイニーズフードのコーナーで「酢豚、野菜炒め、焼き飯」のコンボを注文。うまい! 米は長粒種でも懐かしい味。ここで求めていたタイプの充電器が見つかり、久しぶりに携帯が復活した。50数ドルと高かったが仕方ない。

 今日もケープコッドリーグ観戦。TAXIでマキオンフィールドへ向かい、17時前に着く。バックネット裏には、スピードガンを持つスカウトらしき人間をはじめ、カメラマン、TVカメラマンもいて賑やか。ユニフォームを着た学生が、ポリバケツを持って入場料を徴収している姿が新鮮だった。

 ちなみに、福田さんの取材によると、スピードガンで計測しているのは、スカウトではなくエージェントとのこと。アメリカではアマチュアの段階で有望選手にエージェントがつくので、契約金はどんどん高くなっていると聞いた。そういう話がリアルに伝わってくる光景である。

 この試合の両チームのスターティングメンバー

オーリーンズ・カージナルスヤーマス=デニス・レッドソックス
(9)Brandon,Boggs(8)Adam,Bourassa
(7)David,Coffey(5) Jake,Kungl
(8)Rodney,Allen(3)Wesley,Whisler
(3)Mike,Rapacioli(D)Chris
(2)Ryan,Hanigan(7)Jake,Duncan
(D)Joey,Wolfe(4)Steve,Sollmann
(4)Steve,Garrabrants(2)Nick,Mclntyre
(5)Myron,Leslie(6)Ryan,Coultas
(6)Matt,Maniscalco(9)Michael,Bourn
(1)Scott,Baker(1)Darric,Merrell

 レッドソックスの1番アダムが初回、先頭打者でいきなりセーフティバント。序盤のバントは今日だけでなく、このアメリカ野球観戦旅行でしばしば目にした。アメリカ人は早いイニングでバントをしない、というのはアメリカ野球を偶像化したがる人間の作り話ではないのか。
[註]カージナルスの1番ボッグスは大きい送球フォームからの強肩が目立った。08年にレンジャーズの選手としてメジャー初出場し、12年現在はブルワーズの外野手。
 同じくカージナルスの5番ハニガンは11年、レッズの捕手としてキャリアハイの71安打を放ち、貴重な戦力になっている。

 18時30分にピックアップの約束をしていたTAXIに乗り、レッドウィルソンフィールドへ向かう。ここで19時からホワイトキャップス対マリナーズ戦が行われる。19時でも十分に明るく、バカンスを楽しむ客や、町を警備しているポリスマンが木立の中で観戦する姿がとてもいい。

『サマーリーグ』(2001年制作)は感動するとか心を揺さぶられる映画ではないが、ケープコッドの避暑地としての佇まいや雰囲気をよく表し、数年後に見て非常に懐かしかった。興味のある人はDVDをレンタルして見てほしい。


この試合のスターティングメンバー

ブリュースター・ホワイトキャップスハーウィック・マリナーズ     
(7)Jay,Tingler(4)Christian,Snavely
(4)Brad,Scioletti(8)Dante,Brinkley
(9)Brady,Burrill(D)Tony,Festa
(3)Pat,Maloney(3)Cesar,Nicolas
(5)Kianoa,Obrey(2)Mitch,Maier
(8)Anthony,Gwynn(5)Brad,McCann
(6)Mike,Aviles(6)Shaun,Marcum
(D)Paul,Macaluso(7)John,Kaye
(2)Brad,Davis(9)Chuck,Akers
(1)Marc,Tugwell(1)Josh,Newman

 ホワイトキャップスの6番、アンソニー・グウィンは、首位打者を8回獲得した「安打製造機」ことトニー・グウィンの息子である。翌03年にドラフト2巡指名でブルワーズに入団、それ以降メジャーで305安打を放っている。6番を打っているように、この時点ではそれほど目立つ存在ではなかった。ただ、俊足には見るべきものがあり、09~11年の3年間で50盗塁し、安打も245本放っている。

 マリナーズの5番マイヤーも目立つ存在ではなかったが、12年現在ロイヤルズでは外野手として貴重な戦力なっていて、10年には98安打を放っている。

 ともにこの試合でホームランを放っているホワイトキャップス4番のマロニーとマリナーズ4番のニコルズはプロ入り後、精彩を欠いている。たゆまぬ努力と志を高く持つことがいかに大切か、彼らの10年間は如実に物語っている。

 21時30分に予約していたTAXに乗ってホテルに帰る。福田さんが球場で知り合ったダンを誘い、3人で近くのレストランへ行く。ダンはエージェント志望の青年で、日本のプロ野球12球団名をすべて言えた。

 見た目は、映画『ゴーストバスターズ』で冴えない小男役を演じたリック・モラニス似。コンプレックスを活力に変えるエキセントリックな野心家で、今何をやっているのか、非常に興味深い。

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