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遊学館対寺井

2011年7月23日(土曜日)石川県立野球場 晴れ

石川県大会

遊学館-寺井

遊学館の才能溢れる左打者3人

 遊学館の才能溢れる2年生バッターに魅了された。1番谷口一平(遊撃手)、3番小林恵大(捕手)だ。昨年春、秋の北信越大会でも見ているので、よさは十分すぎるほどわかっているが、こうして文章に書くのは初めてなので気合いを入れて誉める。

 昨年の谷口の印象は、守りでは遊撃手としての肩に物足りなさがあったし、打撃ではまだまだ線が細いと思っていた。「171センチ/65キロ」という体格的な不満がそう思わせたのだと思うが、この日はそういう“線の細さ”が感じられなかった。パンフレット(選手名簿)を見ると「172㌢/71㌔」と紹介されていた。

 谷口のバッティングでいいのは、上から球を捉える形がしっかりできているところだ。

 第3打席は外角低めの球を素晴らしい打球のライトライナー、第4打席は胸元のストレートを捕手寄りで捉えてライト前にもっていくという具合に、両コーナーの難しい球を捕手寄りで捉えている。ヘッドを最短で出せる選手にしか、このポイント(捕手寄り)で打つことは許されない。

 小林もよかった。昨年春、夏(選手権)が一塁手、秋が捕手、この日が捕手で、名簿では一塁手と紹介されているように守備位置が一定しない。

 捕手としての守りは、バント処理の際のフィールディングで素早い動きを見せ、スローイングも安定しているが、二塁スローイング(二盗阻止が目的)は、肩に担ぐような投げ方で感心しない。タイムも2.06~2.38秒とパッとしないので、バッティングを生かすためにも一塁手に専念したほうがいいと思う。

 バッティングはいい。グリップが肩の上から動かず、バットの引きも小さい。そういう静かな動きの中で力強いトップを形成できるところが非凡。

 スイング軌道は浅い縦で、打球の速さは超高校級と形容しても大げさではない。

 第1打席の逆方向(レフト)への二塁打はぐんぐん加速して左翼手の頭を越えたもの、第2打席の遊撃安打は、あらかじめ二塁ベース寄りにいた遊撃手が捕り切れなかったほどの強い打球。

 谷口同様、「172センチ/77キロ」という上背のなさがマスコミ受けしない理由だと思うが、打球の強さ・速さを見たら上背のなさなどまったく気にならなくなる。

 3年生では、山中将誉のバッティングもいい。この日はサイドハンド投手として7回を完封しているが、本来のポジションは外野手。

 谷口、小林にくらべるとバッティングのクセが強く、とくにグリップの上がりとともにヘッドが中に入る動きは気になる。

 そういうクセを抱えながら、第2打席は内角高めのストレートを窮屈な体勢から中前タイムリー、第3打席は外角変化球をおっつけてレフトフェンス直撃の二塁打と、緩急、コーナーの出し入れにも対応。見事というほかない。

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