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清教学園対泉尾工

2011年7月9日(土曜日)京セラドーム

大阪府大会

清教学園-泉尾工

大阪大会の開幕ゲームで全力疾走

 大阪大会の開幕ゲームだ。開幕式+次の試合が大阪桐蔭対関大北陽戦ということもあり、大阪大会としては異例と言ってもいい大観衆が京セラドームに集まった。

 「大阪大会としては異例の大観衆」と挑発的に書いているのは、7年前のことがあるからだ。04年7月30、31日に行われた大阪大会の決勝戦は、記録ずくめにもかかわらず、観客が少なかった。

 藤井寺球場のラストゲームで、対戦するのは大阪桐蔭対PL学園。さらに、PL学園には当時1年生だった前田健太(広島)が、大阪桐蔭には2年生だった平田良介(中日)、辻内崇伸(巨人)がいて、出場もしている。

 30日が延長15回の末、4対4の引き分け。翌31日(土曜日)は、大阪大会としては初となる決勝戦の再試合。大観衆が押し寄せても不思議でない要素がいくつもありながら、観客は多くなかった。

 大阪の野球ファンは阪神タイガースしか愛してないんだ、と思っても当然だろう。しかし、大阪の野球ファンは高校野球を忘れていなかった。

 さて、清教学園対泉尾工戦を取り上げるのには、もちろん理由がある。

 1回表、清教学園の1番打者・伊東拓(二塁手)が初球ストレートを打つと、打球はぐんぐん伸びてセンターの頭を越えて、フェンス際まで達する。その間に伊東は俊足を飛ばして二塁、三塁を回って、何とホームに生還してしまった。

 翌日のスポーツ紙を読むと、プレーボール・ランニング本塁打は大阪大会では史上初とのこと。全国でも珍しいと思う。

 この伊東に代表されるように、清教学園の各選手は俊足揃いだった。打者走者の「一塁到達4.30秒未満、二塁到達8.30秒未満、三塁到達12.30秒未満」をクリアしたのは、高校野球では稀と言ってもいい5人・9回。

 2番金田壮弘(左翼手)などは、4回にセーフティバントを試み、ファールになったものの一塁到達タイムは3.59秒だった。この記録はプロを入れても今年のトップクラスと言っていい。

 試合は清教学園が6回コールド、12対0で快勝した。多田賢史、安井翔太(1年)の投手陣が安定しているのに加え、捕手・合田峻人が好リードと、二塁送球(イニング間)最速1・96秒の強肩で強力に彼らをサポートしている。ほとんど話題にならないが、上位まで勝ち上がっても不思議でないチームである。

 ちなみに、この日の2試合、翌日の3試合の計5試合中、ちんたら走る「一塁到達5秒以上、二塁到達9秒以上、三塁到達13秒以上」の鈍足は5人(7回)しかいなかった。大阪は1回戦でも高度な野球をやっていて、さすがだと思った。

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