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東都大学リーグ1部2部入替戦の走り合い

東都大学リーグ1部2部入替戦の走り合い

 11月12日から3日間、東都大学リーグの1部2部入替戦が行われた。

 東都の秋季1部リーグの順位は1位・亜細亜大、2位・青山学院大、3位・東洋大、4位・日本大、5位・駒沢大、6位・中央大、2部リーグの順位は1位・拓殖大、2位・国学院大、3位・立正大、4位・国士舘大、5位・専修大、6位・東京農業大となり、1部最下位の中央大と2部1位の拓殖大との間で入替戦が行われた。

 生存競争の厳しさを、これほどはっきり見せてくれる試合は他にないと言ってもいいと思う。まず、05~11年までの過去7年間の順位を紹介しよう(以下校名を略称)。

順位05年春05年秋06年春06年秋07年春07年秋08年春08年秋
1位青学大青学大青学大亜大東洋大東洋大東洋大東洋大
2位東洋大東洋大亜大青学大駒大亜大亜大亜大
3位日大日大東洋大国学大青学大駒大立正大中大
4位駒大駒大日大東洋大亜大立正大日大立正大
5位中大立正大駒大駒大国学大青学大青学大青学大
6位*中大立正大日大専大国学大駒大日大


順位09年春09年秋10年春10年秋11年春11年秋
1位東洋大立正大東洋大国学大東洋大亜大
2位青学大亜大亜大東洋大青学大青学大
3位亜大国学大中大中大亜大東洋大
4位中大中大国学大青学大中大日大
5位国学大東洋大国士大亜大駒大駒大
6位立正大青学大立正大国士大国学大中大

 「過去5年」というようにキリのいいところで区切らなかったのは、東都大学リーグの1部2部入替の激しさを紹介したかったからである(05年春、亜大は野球部員の不祥事で出場停止処分を受け、05年秋、2部リーグに陥落)。

 つまり、05~11年までの過去7年(14シーズン)の中で、1部リーグに所属したことのある学校は、亜大、青学大、東洋大、日大、駒大、中大、国学大、国士大、立正大、専大の10校を数え、1部、2部を行き来した経験のある学校は、亜大、立正大、中大、国学大、日大、専大、青学大、国士大、駒大の9校を数える。

 1部に居続けているのは東洋大1校のみで、1部リーグを経験していない2部リーグ所属校は東京農大と拓殖大の2校だけ。このことだけでも1部2部入替の激しさがわかると思う。

 さらに入替の激しさを象徴する出来事が、09年秋~11年春に起こる。09年秋、立正大はリーグ初優勝を飾り、明治神宮大会でも優勝を飾り、わが世の春を謳歌する。10年秋の国学大もリーグ初優勝を飾るが、両校とも翌シーズン最下位に転落、入替戦にも敗れ、2部に陥落する。

 明治神宮大会に優勝した立正大の例を見れば、東都大学リーグの1部2部入替戦は、東都だけの出来事ではなく、全国的な勢力図にも影響する試合だということがわかる。
 
 この入替戦の激しさは、具体的に走力でわかる。私は、選手の脚力を打者走者の各塁到達タイムを目安に評価している。具体的には「一塁到達4.3秒未満、二塁到達8.3秒未満、三塁到達12.3秒未満」を記録(タイムクリア)した選手を俊足と判断する。
 
 通常1チーム3人(5回)くらいがタイムクリアの標準人数だが、中大、拓大は見事な走りを見せてくれた(第3戦は観戦せず)。
 

11月12日拓大4-3中大タイムクリアは中大、拓大とも5人10回
11月13日中大4-2拓大タイムクリアは中大が5人9回、拓大が3人3回
11月14日中大7-5拓大

 東都大学リーグの生存競争の厳しさが、この走力の激しさで私は再確認できた。この入替戦がある限り、東都大学リーグはずっと強くあり続けるんだろうなと思った次第である。

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