プロ野球からアマチュア野球まで、野球を縦横無尽に語ろう

星  知弥

2012年5月20日(日曜日)晴れ

関東大会 大宮公園球場

東海大甲府4―1宇都宮工

沈没した超高校級、星知弥の課題

 前評判の高かった宇都宮工の右腕、星知弥(3年・右投右打・180㌢/78㌔)が沈没した。この日のストレートの最速は自己記録より2キロ遅い144キロ。十分なスピードである。それが相手の脅威にならなかった。

 まず気になったのはステップする位置。星から見て左側(左打者方向)にステップしすぎた。先にマウンドに立った東海大甲府の右腕、神原友(3年・右投右打・180㌢/85㌔)のステップ位置に従ったのだろう。神原も当然ステップ位置が左側に行きすぎ、毎イニング、体を開いて投げる右腕の競演という、見る側にとってはありがたくない形になった。

 ステップ位置とともに、始動のとき“ひねり”を加えてからバックスイングに入るので、ひねり返しで左肩は開く理屈になる。二重の開く要因を抱えれば、開くのは当たり前だ。ストレートは高めに浮き、スライダーは抜けて制球難に陥り、東海大甲府打線は高めに抜けるストレートに的を絞ればよかった。

 1回の渡邉諒、斎藤景介、2回の相原洸介、3回の斎藤と、中盤までの多くのヒットはストレートを打たれたもの。中盤以降はスライダー主体に配球を変えたが、制球重視で腕の振りを抑えた球に威力はない。今度はスライダーに的を絞られて加点された。

 体を開いて投げるというのは、反動を使って投げたい、という心の欲求の現れである。この欲求をどれだけ抑え、合理的な投球フォームに向かっていけるのか――。ダルビッシュ有(レンジャース)ですらこの道を歩んで、今の地位を築いていることを忘れてほしくない。



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