プロ野球からアマチュア野球まで、野球を縦横無尽に語ろう

専修大対国学院大

2013年4月16日(火曜日) 神宮球場

東都大学リーグ

国学院大7-0専修大

 ドラフト候補の当落線上にいる2人が先発した。国学院大の杉浦稔大(右右・188㌢/82㌔)と専修大の山田智弘(右右・186㌢/87㌔)の両エースだ。杉浦などは各媒体に“ドラフト候補”と華々しく取り上げられているので「当落線上」と書くのは気が引けるのだが仕方ない。

杉浦 稔大9回3安打四死球0三振8自責点0※完封勝利
山田 智弘3.1回6安打四死球2三振1自責点3

 杉浦の成績は文句ない。ストレートの最速は146キロと悪くない数値を叩き出し、変化球は大・小2つの横変化のスライダーと110キロ前後の斜め変化のカーブ、さらに120~130キロのスピード帯で変化するツーシームがある。

 さらに目をみはるのが投球タイムの“ゆったりさ”だ。投げ始めからフィニッシュまでに要する時間は2.4~2.5秒。これはプロ野球の涌井秀章(西武)や釜田佳直(楽天)に匹敵する遅さで、打者の打ち気やタイミングを見ながら投げられるタイムと言っていい。

 しかし、バックネット裏から見る杉浦の投げ姿はピリッとしない。左肩の開きが早いためダレて見えるのだ。こういう投手は一般にコントロールが不安定なはずだが、杉浦の昨年秋の与四死率は1.29。これは規定投球回に達した中では井口拓皓(駒大→日本通運)0.75、鍵谷陽平(中大→日本ハム)1.22に次ぐものである。しかも、この日の専大戦の球数は9回投げてわずか92球。

 4月23日(火曜日)からスタートする第3週は亜細亜大との対戦になるので、ここで中村篤人、中村毅たちにどう対するのか、それを見てから評価しようと思う。プロで似たタイプを探せば、90年代に活躍した石井丈裕、新谷博(ともに元西武など)が近い。石井と新谷との違いは左肩の開きかげんである。ここがリリースまで閉じていれば文句はない。

 山田はストレートの最速が146キロ、変化球はいずれも120キロ台中盤のスライダー、ツーシーム、チェンジアップを備え、杉浦より緩急を多彩に操るピッチングを展開したが、この日は変化球を狙い打たれて早々と降板した。もう少しストレートに自信を持ってもいいと思った。

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