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大阪桐蔭対関大北陽

2011年7月9日(土曜日) 京セラドーム

大阪府大会

大阪桐蔭4-0関大北陽

大阪のダルビッシュ2世は凄かった!

 1回戦屈指の好カードとして全国的にも注目されたこの試合。大阪はシード制を採用していないので、どうしても序盤でこういう注目カードが生まれる。

 「反対に、終盤で強い学校と弱い学校が当たるんで、大差がつくゲームが大阪は多いんですわ」と、地元の人に言われた。その人は、大阪大会が当初、3回戦までの対戦しか決めないことにも、「大阪は野球賭博が盛んな土地なんで、その対象になりにくくするためじゃないでしょうか」と大阪弁で言う。なるほどと思った。

 さて、この試合で注目したのは大阪桐蔭の2年生エース、藤浪晋太郎だ。身長が196.7センチと高く、ついた異名が“ダルビッシュ2世”。最近は、背が高い投手が現れると、とりあえず“ダルビッシュ2世”と異名がつくようだが、まるで投球フォームが似ていない投手にダルビッシュ2世もないだろうと、ツッコミを入れることが多い。

 藤浪もフォームはダルビッシュとは似ていないが、実力は“ダルビッシュ2世”と呼ばれるにふさわしい。高校時代を比較すれば、藤浪のほうがいいくらいだ。

 バックスイングで腕が外回りするタイプは、どうしても肩を回して投げる。藤浪もその例に洩れず、左肩の開きが少し早い。これは右打者の内角に投げられないなと思った。

 あとで地元の人に聞くと、春までは外角一辺倒で踏み込まれることが多かったらしい。しかし、この日は違った。割合で言えば1打席に1球くらいだと思うが、これが胸元近くを激しくえぐる。それでいてストライクコースにくる。こんなにコントロールがいい投手なのか、と第一印象を恥じた。

 奪った三振は14個。内訳は見逃し1、空振り13で、この13個のうちストレートの空振りが4、変化球の空振りが9だった。関大北陽打線のスターティングメンバーは右打者が7人と多く、外に逃げるスライダーが功を奏したとすぐわかる。それだけ直前に胸元近くをえぐったストレートの残像が強烈だったということである。

 これだけ高いレベルの投手は、学年に関係なく、全国にも少ないと思う。それどころか、ここ数年いただろうかと記憶を辿った。それほど藤浪は鮮烈な印象を残した。

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