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上武大対道都大

2011年6月7日(火曜日)東京ドーム

全日本大学野球選手権

上武大対道都大

道都大の3年生右腕が来年のドラフト候補に浮上

 道都大には若杉健(4年・右右・177㌢/77㌔)という140キロを超す本格派がいるが、興味は全国的な強豪になりつつある上武大(関甲新学生野球連盟)の戦いっぷりにあった。

08年 (2勝1敗)8強   
07年 (2勝1敗)8強   
06年 (1勝1敗)2回戦  
04年 (2勝1敗)8強   
03年 (1勝1敗)2回戦  
02年  1回戦敗退    

 過去10年間8勝6敗と勝ち越し、出身者のプロ入りは09年→加賀繁(投手・住友金属鹿島→横浜2位)、松井雅人(捕手・中日7位)、07年→石川俊介(投手・阪神・大/社3巡)、04年→菊地和正(投手・日本ハム6位)と4人もいる。戦前の予想は上武大有利だった。

 試合前のスタメン発表のアナウンスを聞くと、道都大の先発は若杉ではなく、無名の3年生佐藤峻一(投手・右右・178㌢/68㌔)。その出身校は、北北海道でも名門校とは言えない北見柏陽(昨年は北北海道大会、北見地区代表決定戦は勝ち上がったが、本大会1回戦で敗退)とあれば、予想は単に上武大有利ではなく、“圧倒的”有利と言ってもいい。しかし、その先発佐藤が素晴らしかった。

 ストレートは最速145キロと速く(神宮球場のスピードガンなら“140キロ台後半”は楽に出るだろう、との声があっちこっちから聞こえた)、横ブレ小さく縦に変化するスライダー、打者近くで鋭く落ちるフォークボールらしき球のキレも素晴らしく、上武打線は、初回に放った加藤翔平(3年・右両・181㌢/81㌔・中堅手)のタイムリー以外、ここ1本が出ない。終わってみれば被安打6、奪三振8、失点1の完投で強豪打線を振り切ってしまった。

 ネットで6月7日の試合を検索すると、元広島カープの名監督・古葉竹識率いる東京国際大学の勝利と、エース伊藤和雄(4年・右右・184㌢/82㌔)の快投ばかりがクローズアップされているが、道都大の勝利と佐藤のピッチングにも目を向けてほしい。

 次の標的はMAX145キロの剛速球と3種類のスライダーを使い分ける本格派、宮川将(3年・右右・184㌢/84㌔)が引っ張る大阪体育大。6月9日に行われる予定の2回戦・第1試合(東京ドーム)から目が離せない。


三木亮 遊撃手 遊学館高→上武大2年・右右・173㌢/72㌔

 加藤翔平(3年・中堅手)とともに明日の上武大を背負う候補である。

 3番を打っているが1、2番のチャンスメーカータイプ。早い段階でバットを引いて備え、このとき上体が屈むのが減点材料。スイングが窮屈になる。

 よかったのは第3打席。本格派右腕、佐藤峻一の125キロ斜めスライダーの落ち際をおっつけて右中間方向への二塁打を放つのだ。 
 次の第4打席は、初球141キロを捕手寄りのポイントで捉え右中間方向へヒット。

 常に意識が右中間方向にあるので、フォロースルーでバットが前に伸びる。言い換えれば早い左肩の開きがない。

 脚力は二塁打を打ったときの二塁到達が8.18秒と上々。楽しみな選手である。

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